噂の人気店シリーズ その18
「大衆割烹 藤八」 中目黒
生ビール(サッポロ黒ラベル)720円
最近、昔ながらの渋い居酒屋に行くのが趣味になっている。
中目黒といえば、シャレオツスイーツ女子たちに人気の街であるが、それだけではない。駅を出て左側のガード下や目黒銀座商店街のように渋い店もある。そこが「ナカメ」の魅力でもあり、人が集まる理由だろう。シャレオツカフェなどに行って満足しているうちはその辺のおノボリさんとかわらない。それはさておき、渋い店と言えば、ひとつの指標が吉田類が来店したかどうか。最近、われわれ呑兵衛やせんべろガールズたちの間では吉田類を敬愛してやまないという人が続出!私は敬愛まではいかないが、あのユルい番組でギャラもらって飲んだくれてなんて羨ましい!という羨望のほうがどっちかというと強い。長くなったけど、そんな吉田類が来店した店が中目黒にも存在した。
「大衆割烹 藤八」
ふじはちじゃなくて「とうはち」と読む。そういえば、中目黒のせんべろ店で有名な「串八」も語尾にハチがつくのだが、なんか関係があるのだろうか(いや、ないでしょう笑)。場所は川沿いで大衆っ酒場ぷりを発揮している「大樽」のさらに奥。こんなすぐ近くに渋い店があることを知らなかったなんて、オレもまだまだ青い。
渋い店内。入口寄りは椅子席。奥には小上がりの座敷がある。足が痛くなるのだが、座敷に行きたくなるのはオレだけではないはず。
さっそく吉田類のマーキングを発見。金賞だけあって似てる似顔絵。
気になる生ビール(中)の値段は・・720円。
※写真は生ビール(大)830円。
この手の渋い居酒屋は決して生ビールは安くはないのだが、ジョッキが大きいので高くてもそれなりにもつ気がする。
このおびたたしい量のタンザクから選ぶ方式。
最低300円台と人気ある店はツマミの価格が安い(そして量も多い)。牛もつ煮込みの隣にある「スペインワイン3000円」と「イタリアワイン720円」がアンバランスすぎてウケるのだが(量が違うのだが)、またスペインワインなどとざっくりまとめすぎてるのも少しツボ。
「藤八名物」と書かれると頼みたくなるのが人情。ニッポン人は名物に弱いアルね。
一つの写真でおさめようとするが入りきらない。この店のメニューは今度来店したときにパノラマ機能使って撮影しようかな笑。
こちらはテーブルに置いてあるメニュー。「おすすめ」ってこと?
「黒丸」やってます。
「お通し370円」は温泉玉子。温泉玉子の中身をぶにゅってするときに顔が自然とニヤけるのはオレだけじゃないはず。
幸運にも奥の座敷ゲット!見渡す限り、ナンパなスイーツ女子の姿は見えないで、硬派な呑兵衛しかいないようです。
「自家製 〆サバ」490円
“自家製”ってついてるだけど妙に頼みたくなるのが人情。ニッポン人は自家製に弱いアルよ。
これまた「自家製 腸詰め」450円
この店の名物らしい。”自家製”にも”名物”にも弱いとなっちゃあ頼むのが人情。
それがこれ。腸だけじゃなく、人情も詰まっているとか。
「自家製 ハンペン」450円。
またもや”自家製”の魔力!
「大串 とり 正肉」1串150円×2本
これは自家製ではないらしいが人情で注文。
「牛もつ煮込み」530円。
これも自家製ではないが、人情で注文。この手の渋い居酒屋に行くと必ず「もつ煮」ってあるんだけど、なぜだろう?(なので注文したくなる)
「いかのかき揚げ」450円
こちらはさきほどの「藤八の名物」のタンザクの隣にあったので”名物”の魔力で注文。オレがあくどい店主だったら、すべてのメニューに「名物」とか、「自家製」とか、おすすめしてないけど「おすすめ」とか、売れてないけど「売れてます!」とか肩書きをつけちゃうかも。
「ナカメで飲む」といえば、東京カレンダーとかに出てそうなカタカナレストランに行くだけが能じゃない(おノボリ感ハンパないし)。渋い名店にあえて女子を連れて行ってこそ”自家製”のデートを演出できるのではないだろうか。
【今日の会計】一人3132円
生ビール(大)830円
生ビール(中)720円
お通し 370円
上記料理
(2016年12月再訪)
せんべろガールズ・センターまゆゆが敬愛する吉田類が来た「藤八」に行きたいというので、年末に再訪です。18:00に来店したが、座敷はまだまだ余裕あり。
肝心なところが切れてしまったが「吉田類さんおすすめ」の日本酒もあります。瀧?で始まる酒。ググったら「瀧自慢」って酒があるみたい。
おすすめされたけど無視して生ビール。左が中ジョッキ。右が大ジョッキ。
さあ、瓶ビール追加。もちろん銘柄は赤星ことサッポロラガー。センターまゆゆが鋭い目つきでメニューの短冊を睨み付けております!
【今日の会計】一人2500円くらい
「大衆割烹 藤八」
生ビール(サッポロ黒ラベル)
720円(中)