日帰り弾丸温泉シリーズ その25
夏じゃないから海にもいけないし、寒くて外飲みもできないけど、出かけたい。で、冬と言ったらやっぱりキラーコンテンツは「温泉」!ってなわけで、夜の宴会の前までぶらりと日帰りで温泉に行ってみようシリーズ。
コンセプトは以下。
だって酒が飲めないから。温泉上がりのビアがうまいのに、それが飲めずに運転するのは地獄!
②特急かグリーン車をできる限り使う
電車内で飲むには在来線では敷居が高い。飲むことはできてもツマミまでは展開しづらい(机がない)。
③新幹線は(当面)使わない
単純に予算オーバー笑。「当面」としたのは今後ネタが尽きて「弾丸新幹線温泉シリーズ」も立ち上げる可能性があるかもということで。
④夜の宴会時間に帰ってこれる範囲
現地から終電で帰るなら行動の幅が拡がるが、やっぱり帰ってからも飲みたい!
「湯本館」は「秘湯を守る会」の宿に登録されていたので、パラパラその本を眺めていて行きたくなった。そして、なんと川端康成が「伊豆の踊子」を執筆したという旅館らしい。
これが秘湯の本。最近のバイブルです。飲みながら行く日帰り温泉シリーズで行ってみた
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「秘湯を守る会」のレポート
ということで品川駅09:08。
09:00に東京駅を出発した特急踊り子105号が入線です。
実はこのシリーズで踊り子号を使うのは初。というのは、伊豆方面に行く間に経由する熱海までは東海道線グリーン車で行けるからだ(熱海まで120分飲める)。でも、「伊豆の踊子」が執筆された宿に行くのに「踊り子号」の乗らないのは、”パリに行ったのに凱旋門に行かない”のと同じくらい残念だろう。
電車旅のみならず、BBQ、お花見、スポーツ観戦、あらゆるシーンで役に立つクーラーボックス。今回は休日につきこちらを投入。普段の保冷バッグよりも保冷度が違うし、ビアの積載量も違います。
そして、氷でキンキンに冷やしたビア。しかもサッポロ赤星の缶ビール版。
朝9時台品川発なので、朝8時から空いている品川エキュートで焼き鳥などのツマミを購入。乾きものにはない居酒屋感で、旅の高揚感が高まります。最近お気に入りのスキットル(銀色のウイスキーなどの入れ物)を持ち歩き、ここに入れたウイスキーを持ってきたトニックウォーターで割って”自家製ハイボール”も旅に華を添えます。
「踊り子」と言えば、往年の人達は「伊豆の踊子」のイメージなのかもしれないが(映画化も4回されてるし、ヒロインも吉永小百合とか山口百恵とか大女優だし)、我々世代が「踊り子」って聞くと、もちろん思い浮かべるのはドラクエ4の踊り子「マーニャ」である。
当時中学生だった私からするとこの踊り子の恰好は刺激が強かった。
しゅぜんじ~~しゅぜんじ~~~
前置きが長かったせいもあり、2時間であっという間に修善寺駅に到着。
隣駅の「まきのこう」って人名みたいで何だ?って感じだが、調べてみたら「牧之郷」と書くらしい。「郷」を「ごう」と読まずに「こう」と濁らないところがポイント。「ひろみ郷」も「ひろみこう」とこの地域では濁らないで読むとか、読まないとか。
修善寺駅は三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線という一回聞いただけじゃ覚えられない路線を行った先の終点。
目的までは修善寺駅からバスに乗り換える。乗り換え待ち時間は27分。
この辺りは湯道と行って散歩道になっているので、ブラタモリしてみましょう。
今度は出会い橋・女橋!さっきの男橋といい、なんかネーミングに勢いあるなあ。しかし残念ながら女子はいない。いたら出会いがあったのだろうか。
とくに出会いもロマンもなく橋を渡りきってそのまま進む。
趣きある川沿い。
なんか寂れた感がまた渋くていい味。「温泉上がりの牛乳」は「温泉上がりのビア」を覚えるまでは鉄板でしたね。
むお!こんなところに新宿??と、思ったら「新宿(あらじゅく)」と読むみたいだ。そして、背後の団地がまた渋い。
玄関口にまわってみたが廃墟のようだ。これまた渋い(いや寂しい)。これぞまさに「国破れて山河在り」だ(ん?意味違う?)。
気を取りなおして再び歩きます。最初の目的地の湯本館の看板が見えてきました。
湯本館の看板!川端康成の伊豆の踊子について言及されています!
こちらがその湯本館の入口!渋い!おなじみ「日本秘湯を守る会」の提灯があります。踊り子さんいるかな?
飲みながら行く日帰り温泉シリーズで行ってみた
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中に入ると昔ながらの急な階段。日帰り温泉したいと伝えると、本日は正月三が日なので、日帰りはやっておりません!と言われる。ニャー!!!
ここまでせっかく来たのに踊り子さんにも会えず、しぶしぶ外にでる。
しょうがないので、すぐ近くにあった共同浴場「河鹿の湯」に入ることにする。踊り子もこの浴場に入ったとか、入ってないとか。
今度は「いづみ園」を目指します。「踊り子のいづみちゃん」がいるのだろうか。
めちゃ家のお風呂っぽいので、とりあえず見学だけにする。ここにも踊り子さんはいない。
「いづみ園」に到着です!宿泊4500円というリアルな数字がラブホっぽくて無駄に興奮する。
興奮しながら入ってみる。
こちらが入口。ラブホっぽさはない(当たり前であるが)。
バスのお時間が来ましたので帰りま~す。結局、踊り子さんは発見できす。
修善寺駅から伊豆箱根なんちゃら鉄道で三島へ帰ります。三島と言えば三島由紀夫。
三島でしばし時間があったので、地酒場に行ってみることにする。まずは駅近くにあった焼き鳥屋の「いろ鳥」。
生ビールは500円。焼き鳥も1本150円。晩酌セットに比べるとあまりインパクトはない。
ってことで、乾杯!銘柄はアサヒスーパードライ。ジョッキも大きめサイズ!
「三島コロッケ」350円。”三島”ってついてるだけで妙に頼みたくなってしまった。ただの「コロッケ」だったら頼まなかったのに。お店の戦略勝ちですな。もし自分がお店の店長になったらメニューに何でも”新橋”ってつけちゃうかも。「新橋コロッケ」とか「新橋ポテトサラダ」とか。
せっかく来たので勢いで「月見つくね」250円、「つくねおろしポン酢」250円、「アスパラベーコン」200円を注文!
まだ時間があったので、すぐ隣にあったいい感じのスペインバルに行ってみる。というか女っ気(とくに踊り子さん)がほしくなったので笑。
どさくさに紛れて踊り子(女子店員)さんとの3ショットもゲット!
ってことで、湯ヶ島温泉「湯本館」「河鹿の湯」「テルメいづみ園」でした。川端康成がそこで執筆したという湯本館の日帰り温泉入れなくて残念。いつかまた来よう!
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